研究成果 永野隆紀さんと入江政安教授が国際水理環境工学会アジア太平洋部会第24回会議でBest Paper Awardを受賞しました

地球総合工学専攻 社会基盤工学部門の永野隆紀さん(博士後期課程3年)と入江政安教授が、2024年10月14日(月)~10月17日(木)に中国・武漢で開催された「IAHR-APD 24th Congress (The International Association for Hydro-Environment Engineering and Research Asia Pacific Division、国際水理環境工学会アジア太平洋部会第24回会議)」でBest Paper Awardを受賞しました。

IAHRは1935年に設立された土木工学のうち水理学、河川工学分野を統括する国際学会であり、アジア太平洋地域部会の国際会議が2年毎に実施されています。

第24回となる今回は中国・武漢で開催され、約500名が参加し、278編の採択論文の中から4編の最優秀論文賞が選出され、両名の論文「Exploring the effects of modifying stratification reality and biogeochemical model parameters on hypoxia using DN-4DVar(二重数を用いた4次元変分データ同化法による成層と生物地球化学モデルパラメータの修正が貧酸素水塊に及ぼす影響の検証)」がその1つに選ばれました。

本論文は、気象学や海洋学で発展してきた、観測データを使いながら数値予測の精度向上を図る「データ同化」手法を水環境予測に適用したものであり、水環境を議論するうえで、数値モデルの高度化・高精度化が重要であることを示したものです。