大阪大学 21世紀懐徳堂

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イベント情報

令和6年度生涯学習講座 大阪大学せんばアカデミー「現代演劇のゆくえ」

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開催日時

2024年6月13日(木)から2025年3月13日(木)のうち10日間

文化・芸術

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20世紀後半期の日本と世界の演劇の流れを概観しながら、文化接触的であったこの時代の演劇と課題を再考することで、これらの演劇のゆくえを探っていきます。

案内チラシはこちら

開催概要

講師永田 靖(大阪大学名誉教授/中之島芸術センター特任教授)
日程全10講座/各60分
2024年6月13日(木)から2025年3月13日(木)のうち10日間
定員45名
主催大阪大学(運営:公益財団法人箕面市メイプル文化財団)

受講料・お申込み 

受講料★全講座受講でお得になります★
全10回通しの受講料:10,000円

・全講座受講は、全回出席を原則とします。代理の方の受講はできません。
・初回講座受付時に一括支払いとなります。一旦支払われた受講料は返金できませんのでご了承ください。
1講座ずつの個別受講料:1講座につき1,600円
全講座受講の申込者で定員に達した場合、個別受講の申込みはございません。
申込締切全10回通しの申込締切: 4月24日(水)
※個別受講の申込開始: 4月25日(木)~(先着順)
お申込みインターネット:https://minoh-bunka.com/kouza/ (外部リンク)
※申込フォームに必要事項を記入し締切日の午後5時までにご応募ください。
※講座名の入力例:
全10回通しの場合 → 現在演劇のゆくえ・全講座受講
個別受講の場合  → 現在演劇のゆくえ①②⑤(希望されるすべての講座番号をご入力ください)
※郵送・窓口でのお申込みも可能です。インターネット以外のお申し込みはこちら
問合わせ先会場船場生涯学習センター
受付時間:9:00~17:00
Tel:072-730-5333  FAX:072-730-5349
住所:〒562-0035 箕面市船場東3-10-1
※アクセス方法はこちら

講座番号・講座名と日時

講座番号・講座名日時
講座番号①「戦争と復興の演劇」

20世紀は大きな戦争を幾度も経験しましたが、演劇はその復興の時代をどのように捉え、そしてその後の演劇に何を残していくのでしょうか。講座全体のイントロダクションとして考えていきます。
6月13日(木)午前10時30分~11時30分
講座番号②「『新劇』と日本回帰」

1950年代から60年代、新劇は主題としての「日本」にさまざまな考え方で向き合っていきます。それはこの時代の日本が置かれた国際的な位置と関係しているはずです。ここでは、この時期に生まれた素晴らしい作品群をもとに、その「日本」の在り方について考えます。
7月11日(木)
講座番号③「冷戦とアメリカの劇」

戦後はまた「冷戦」の時代でもあり、この国際的な緊張感を背景に日本でも多くの劇が生まれます。とりわけ50年代後半から70年代に米国を主題とする劇には、この時代と日本への内省と期待が入り混じるものが多く見られ、私たちを繰り返し再考へと誘います。
8月8日(木)
講座番号④「『アングラ演劇』とアジア」

60年代から70年代にかけて、特筆すべき日本演劇の成果「アングラ演劇」がとった方向性はさまざまでした。その一つにアジアへの転回があったと思います。先日なくなった唐十郎の状況劇場もその一つでした。彼らはなにを目指していたのでしょうか。今一度考えてみましょう。
9月12日(木)
講座番号⑤「インターカルチュラリズム演劇と日本」

70年代から80年代には西欧とアジア諸国とも「異文化交流」が活発化し、演劇もこの波の中で作品が生まれていきます。そこではさまざまな成果と同時に問題も孕んでいきます。基本的に現代にも続くこのインターカルチュラリズムの演劇について考察してみます。
10月10日(木)
講座番号⑥「地域社会と演劇」

80年代には世界を均一な価値の中に据えていくグローバリゼーションの中で、それには抗い、またそれとは無関係な地域を基盤とした演劇が、それまでと同様に続けられていきます。日本の文化政策の問題も孕みながら、日本の地域演劇の可能性を考えてみます。
11月14日(木)
講座番号⑦「『静かな演劇』と停滞の時代」

日本の高度成長期とバブル期に続き、90年代からは長い不況と低成長の時代を経験することになります。この時代には華やかだった80年代演劇とは違う、いわゆる「静かな演劇」が見直されていきます。演劇はそこに何をみていたのでしょうか、今一度考えてみましょう。
12月12日(木)
講座番号⑧「震災と環境」

2011年の東日本大震災や近年の自然災害は、演劇を通してみれば、日本人の意識を少し変えたように感じられます。また世界中で問題になっている気候変動や環境問題も今までとは異なる角度からの見直しを迫まるものです。この時代に演劇はどのように対処しているのでしょうか、考えてみます。
1月9日(木)
講座番号⑨「グローバリゼーションと移民の劇」

20世紀に徐々に拡大したグローバリゼーションは、多種の問題をもたらしましたが、その一つが移民だろうと思います。移民について日本の演劇はどのように考えて来たのでしょうか、アジアや欧米と何が違っているのでしょうか、考えていきたいと思います。
2月13日(木)
講座番号⑩「多文化主義と演劇の未来」

日本でも多文化共生が叫ばれて久しいですが、今日の演劇の状況はどの程度多様性を受け入れているのでしょうか。これまでの講座の締めくくりとして、この問題を考えて、20世紀後半期から今日までの流れの中で、明日の演劇の姿を展望していきます。
3月13日(木)

関連図書展示のご案内

船場図書館(船場生涯学習センタ-階下)では、生涯学習講座「現代演劇のゆくえ」の各講座に関連する図書を展示する予定です。

生涯学習講座の様子

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