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大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点(CiDER)シンポジウム 「パンデミックの“今”と“これから” ―私たちは次の感染症にどう備えるか―」を開催しました
2024.3.15 Fri
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大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点(CiDER)シンポジウム 「パンデミックの“今”と“これから” ―私たちは次の感染症にどう備えるか―」を開催しました

2024年2月3日(土)、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で、大阪大学シンポジウム・感染症総合教育研究拠点(CiDER)シンポジウム 「パンデミックの“今”と“これから” ―私たちは次の感染症にどう備えるか―」を開催しました。

感染症をテーマにしたCiDERシンポジウムは今回で5回目となります。また大阪大学シンポジウムとして初めて東京での開催となりました。
会場とオンラインで約1200人(参加登録:会場400人、オンライン1084人)の方々に参加・視聴いただきました。  

開会挨拶として、西尾章治郎総長が「緒方洪庵が創設した適塾を精神的源流とする大阪大学は、特に免疫学や感染症分野で世界トップレベルの研究を推進してきた。新型コロナウイルス感染症の拡大を機に設立したCiDERは、感染症対策の総合知を形成する国際拠点として、基礎研究を中心に活動を行う。」と述べました。


西尾章治郎総長

続いて、荒木裕人氏(厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課長)および高島義裕氏(Osaka University Global Alumni Fellow)より来賓の御挨拶をいただきました。
また松浦善治特任教授(常勤)(大阪大学CiDER拠点長)からは、これまでのCiDERの活動の紹介がありました。


荒木裕人氏(左)・高島義裕氏(中央)・松浦善治 特任教授(常勤)(右)

第1部では末松誠氏(実験動物中央研究所 所長/慶應義塾大学 名誉教授/日本医療研究開発機構 初代理事長)から「データシェアリングによる医療課題の解決:新型コロナからの教訓」、三浦麻子教授(大阪大学大学院人間科学研究科)より「パンデミックと社会心理学」と題し、それぞれ御講演くださいました。


末松誠氏(左)・三浦麻子教授(右)

第2部のパネルディスカッションでは、「私たちは次のパンデミックにどう備えるか」「医療崩壊はもうおきない!?」の2つのテーマで、ファシリテーターとして大竹文雄特任教授(常勤)(大阪大学CiDER)、パネリストとして押谷仁氏(東北大学大学院医学系研究科教授)、武見綾子氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)、内田勝彦氏(全国保健所長会会長)、澤田瞳子氏(小説家)、忽那賢志教授(大阪大学大学院医学系研究科)が登壇し、我が国における感染症パンデミックの歴史から新型コロナウイルス対策の課題、次に起こりうるパンデミックにどう備えるかについて議論が交わされました。


パネルディスカッションの様子

最後に、金田安史理事・副学長が閉会挨拶を行い、幕を閉じました。

当日のシンポジウムの内容については、3月9日付けの読売新聞朝刊に掲載されました。
また3月31日までの期間限定でアーカイブ配信をしておりますので、ぜひ、ご視聴ください。
【視聴URLはこちら

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